みなさんは悩みやストレスにどのように対処していますか?
職場や家族の人間関係、将来に対する不安、過去への執着・・・日々の生活にはストレスの原因がたくさん転がっていますね。
今回は、「反応しない練習」(草薙龍瞬さん著)のご紹介です。現在悩みやストレスの苦しみの中にいる人にとって、貴重な気づきを与えてくれる書籍です。
本の紹介
「反応しない練習」は僧侶である草薙龍瞬さん著。ブッダ流スマートな思考方法で悩みやストレスと向き合おうという内容です。
仏教というと堅苦しいものとイメージしがちですが、ブッダの言葉が示す本質的な意味を分かり易く説明しています。
悩みを正しく理解する
悩みは誰にでもありますが、イライラしていたり、落ち込んでいたりすると、悩みの原因を正しく理解することは難しいです。ブッダ流の思考方法は参考になるかもしれません。
「正しい理解」とは、「自分が正しいと考える」ことではありません。「自分流の見方・考え方で理解する」ことではありません。
むしろ逆に、「自分はこう考える」という判断や、解釈や、ものの見方をいっさい差し引いて、「ある」ものを「ある」とだけ、ありのままに、客観的に、主観抜きの”ニュートラル”な目で、物事を見すえることを意味しています。
「反応しない練習」P47より
意味のない判断はやめよう
人間関係の良し悪し、将来への期待など、自分の考えに執着しすぎると、それが逆に自分を苦しめてしまう原因になります。
「こうでなければ」という、自分の人生や、相手への期待も、それだけならただの「判断」。それはアタマの中にしか存在しないから「妄想」です。
妄想にすぎない「判断」に執着して、今なお、自分や相手を苦しめている- それが真実の姿です。「反応しない練習」P59より
人と比較しない
人と比較しない。自分は自分。と言うのは簡単ですがなかなか実践するのは難しいですよね。ブッタの考え方はすごく合理的でシンプルです。そっか、自分への評価って、他人が決めることなので、いくら評価を気にしたところで上がったり下がったりしないのです。
他人が認めてくれるかどうかは、他人が決めることであって、自分ではコントロールできるものではないからです。他人の評価を目的にしてしまうと、そこから「他人の目がきになる」心理に突入してしまいます。
「反応しない練習」P148より
この本は悩みやストレスに対処するための思考方法をシンプルにまとまっており、簡単に実践できる内容となっています。悩みが現在進行中の人は、少し気持ちが軽くなるかもしれませんよ。
是非、お手に取ってみて下さい。
関連本
「困った感情」のトリセツ (水島広子著)
自分の悩みに対処するためのノウハウが書いてあります。コレもわかりやすいです。
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