今の会社がツラすぎるので、早く辞めて転職したい・・・。
そう考えている人は多いでしょう。
「毎日のように上司から叱責を受けてノイローゼぎみ・・・。」
「社内や顧客との人間関係に耐えられない・・・。」
「サービス残業ばかりで、給与も全然アップしない・・・。」
「退屈な仕事ばかり。もっとやりがいのある仕事をしたい・・・。」
厳しい労働環境から一日でも早く離れたいと考えることは自然な考えです。
特に近年は、働く人々のうつ病が社会問題となっています。
うつ病の兆しがある場合は、迷わず辞めるべきでしょう。もう会社を辞めようと決心している人は過去記事をご参考にどうぞ。
もう我慢の限界!会社を辞めたくて仕方がない人が考えるべき5つのこと
一方で、現状から逃げるためだけの安易な転職も危険な一面があります。
転職先でも同じことを繰り返す危険があるからです。
私自身も20代はブラックな職場で苦しみました。辛い労働環境に耐えられず、会社を転々とした経験があります。
私の経験から言うと、職場を変えても仕事が辛い状況は変わりませんでした。
理由として、辛い労働環境を全て自分以外の他人のせいにしていて、自分が変わることに意識が向かなかったことが挙げられます。
今回は、私が仕事を渡り歩いた経験からわかった「転職前に見つめ直すべきこと」についての記事です。
人間関係のトラブルには「反応しない」
人間関係の問題はどこにでもあります。というか、会社のストレスのほとんどが人間関係に派生する問題ではないでしょうか。
人間関係が原因で転職したとしても、転職先の職場であなたを攻撃してくる上司や嫌味を言ってくる先輩は必ずいます。
「人間関係の悪さ」を理由に転職しても、多かれ少なかれ、必ず同じことが繰り返されるのです。
ここで考えるべきこと。
自分自身が人間関係が悪い環境でどのようなリアクションをするかが重要なのです。
つまり、反応しない。人間関係に依存しない働き方の構築です。
過去の記事を参考にしてください。
悩みが多い人必読!ブッダ流思考方法「反応しない練習」を読もう
新しいことに挑戦しないと給与アップは実現しないよ
給料が安いことも仕事を辞めたい理由の一つですね。
厳しい仕事内容には相応の報酬が支払われるべきですし、常に同じ報酬だとモチベーションを維持することは困難です。
「こんなに働いているのに、こんな安月給なんて、やってられないよ!」
そこで、給与アップを転職の条件にするわけですが、これもなかなか実現しません。
職種により異なりますが、結局は転職市場も需要と供給のバランスで給与が決まります。
需要の高い職種でない限り、同じ職種に転職しても、現状維持か、年収ダウンに繋がる場合が多いです。
ここで知っておくべきことは「給料は新しいことにチャレンジしなければアップしない。」ということ。
これまでの経験を元に
- 現在、何ができるか。
- 今後、何をしたいか。
- 現在と同じ業界、職種の仕事をしたいのか。
- 現在までの経験を元に、新しい業界、職種の仕事をしたいのか。
もちろん、新しい業界、職種への転職は、成功すれば給料アップの可能性が高くなりますが、これまでの経験が活かせるかどうかわからず、リスクも多いにあります。
給料アップを目指す前に、今の自分の市場価値と、新しく発揮したい仕事の市場価値を明確にすることが大切だということです。
ミイダスで自分の市場価値を調べてみるのもいいかもしれません。
やりたいことも大切だけど、「向き不向き」はもっと大切
「仕事が退屈でもっとやりがいのある仕事をしたい・・・」
「もっと自分のやりたいことができる会社にいきたい・・・」
現在の仕事内容自体に不満をもってしまう場合もありますね。
毎日同じ仕事の繰り返し。定型業務だけでは、自分の成長を実感できないという感覚に陥ってしまうんですよね。私もそうでした。
「仕事のやりがい」を求めて転職することはキャリアアップのために必要なことです。
一方で、若い時期(特に20代のうち)はやりたいことではなくても、幅広い仕事を経験することがある程度必要だったかなと今になって思います。
(私はやりたくない仕事はすぐ辞めちゃったくちです。)
これは、やりたくない仕事を我慢してやろうと言っているわけではないんです。
たとえどんなに自分がやりたくない仕事でも、
最初から苦手意識を持たずにトライして、時間をかけて習得していけば、他の視点が身に着くと思います。(自分の業務が会社の業務全体にどのような影響があるか、とか)
また、「やりがいがない仕事」でも、自分の向き不向きに気づく機会を多く持つことにより、無理矢理なキャリアを構築しなくても済むと思います。
(40代、50代になって、「やっぱりこの仕事向いてなかった・・・」はさすがに辛くないですか?)
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
仕事が辛くて転職しようと考えている人の参考になれば幸いです。
コメントを残す