『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』を読んだレビュー記事です。
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生きづらさの理由を究明したい人の参考になれば幸いです。
自分はHSPであることを理解する
HSPという言葉をご存知でしょうか?Highly Sensitive Person「とても敏感な人」という意味です。もし、あなたの生きづらさの原因が複雑すぎて、なかなか究明できない場合、「自分はHSPである」と考えることにより、生きづらさを乗り越えることができるかもしれません。
HSPの敏感さは後天的なものではなく、生まれ持った気質
ネガティブな人が周囲にいる場合はなるべく離れましょう。私自身も人生の中で、ネガティブ思考な友人と付き合い、心身疲れた経験があります。否定的な会話しか生まれず、双方がネガティブスパイラルに陥る場合が多くありますよね。
HSPはその強い共感性ゆえに周囲にいる人がマイナスの感情を抱いていれば、そのマイナスの感情にとことん引っ張られてしまいます
仕事に関しては、管理されていると嫌になります。わかります。
自分のペースで、1人コツコツと仕事をすると、持っている力を十分に発揮できるのですが、そばで仕事ぶりを見られていたり、時間を区切られてせかされたり、あるいは、短い時間に仕上げなくてはならない仕事を多く抱え込んだりすると、とたんに緊張して、頭が思うように働かなくなるのです
HSPが生きづらく感じてしまうことは、必然なのかもしれません。
ストレス耐性が低くて、神経がすぐに高ぶることからくる疲れやすさ、親や先生からのネガティブな感情に過剰に反応してしまう子ども時代、さらに、ムラ社会的な閉鎖性を残すいっぽうで、自己主張のできる人間をよしとする日本社会の中で感じる「居場所のなさ」……。そういったものが絡み合い、重なり合うことで、多くのHSPは日々、生きづらさを感じてしまうのです。
生きづらさを乗り越えるために
どのような時に生きづらさを感じるのかを明確にする必要があります。それが自覚すれば、準備やケアが可能になります。
自分はなにに対して敏感なのか、どのような問題を抱えているのか、などを特定する必要があります。
どんなときに心が動揺するのか、どんな場所に行くと気分が悪くなるのか、なにを食べると体調を崩すのか
これまで大変苦労してきた人は、生きづらさを解消することに、潜在的な抵抗がある人がいるかもしれませんね。私自身も、自分の生きづらさの原因を特定することに対して、負担を感じたことがあります。「現状、あるいは過去の問題に対して蓋をしてしまいたい。」というやつですね。
あなたの心の奥底にも「生きづらくてもこのままでいい、変わりたくない自分」が潜んではいませんか
「べき思考」というブロックをはずし、意識下から生まれる、直観や感情や感覚などの内なる声を自由にわき上がらせ、それらに耳を傾けることも大切なのです
現代日本はストレス社会です。職場や家庭で様々な悩みを抱えていて、生きること自体に疲れてしまうことがあるかもしれません。一方で、ストレスや悩みを多く抱えている人が、原因や理由を冷静に考えることは難しいのではないかと思います。
この書籍は、HSP(敏感な人)という気質から発生する問題とその対策について、わかりやすく説明しています。「感受性が強い」あるいは「共感性が強い」などの性格により、人間関係でストレスを溜めている人によっては、「そうそう!よく言ってくれた!!」と言いたくなるよう内容が記載されています。
生きづらさの原因は職場や学校、家族など、他者のせいにしてしまうことは仕方がないことです。そうしないと、自分を肯定できないですから。一方で、他人に原因を求める考えでは、問題の解消に向かわないことにあなたは気づいているはずですし、気づいている人が読むと効果的な本だと思われます。
「これ、全部HSPであるから感じてしまう生きづらさだ!」くらいに考えると、気分が楽になるかもしれません。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
生きづらさを解消したい人の参考になれば幸いです。
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