転職活動で内定通知をもらった時の話。
本当に行きたい会社であればすぐに転職を決意できるかもしれませんが、現実的には迷うことが多いですよね。
私自身、転職活動の時に複数企業から内定をもらった時、どの会社を選ぶべきか、または現職にとどまるべきか、悩みました。
転職は人生の大きな選択。
世の中で転職が一般的になったとは言え、新しい環境で可能な限り長く勤めたいと思うのが自然です。
また、日本では年齢的な制約もまだまだ存在するので、転職のタイミングは重要です。
今回は、転職活動における会社の選択方法について参考になるお話が出来ればと思います。
1. まずは、考える時間をもらおう
採用の最終面接で内定を通知された場合、可能な限り正式回答までの時間の猶予をもらいましょう。
あなたが本当に行きたい会社であれば即答で問題ないですが、せっかくの人生の大きな選択の機会です。
転職活動中は自己PRを優先したと思いますので、この機会に転職先での活動があなたの人生の方向性と合っているか、再確認した方がいいです。
内定先によりすぐ入社意志の回答を迫られることがありますが、他に選考が進んでいる会社もある旨を伝え、最大限回答までの時間的猶予をもらうようお願いしましょう。
2. 優先項目をリストアップして、選択肢を比較する
転職活動を始めるにあたり、転職理由や動機づけは明確になっているはずですが、内定先の企業で自分が求めることが実現できるかどうか、再確認しましょう。
まず、あなたが優先すべき項目をリストアップします。その次に、リストアップした項目に優先度を付けていきます。
優先度付では、転職先であなたがリストアップした項目をどれだけ実現できるか(できそうか)を数字で測ってみます。
例えば、必ず実現できるを5、多分実現できるを4、実現できるか不明を3、やや困難を2、困難を1などとします。
No | 項目 | 優先度 | A社 | B社 | 転職なし |
1 | スキルアップ | 高 | 5 | 4 | 3 |
2 | 年収アップ | 高 | 5 | 5 | 1 |
3 | 良好な人間関係 | 中 | 3 | 5 | 2 |
4 | 残業時間の低減 | 低 | 2 | 3 | 2 |
〜 | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
10 | 通勤のしやすさ | 低 | 2 | 3 | 5 |
それぞれの選択肢(この場合A社、B社、転職なし)の合計点数が僅差の場合、優先度「高」の項目に絞って点数を付けてみましょう。
そうすればあなたが優先している項目に限定して比較することができます。
ここで注意したいのは、上はあくまで定量的な比較方法ですから、あなたの「フィーリング」や「勘」などの要素は含まれていません。
最終的に数値でも比較に差が出ないようであれば、最後はあなたの「直感」で選択することになるでしょう。
3. 企業について徹底的に調べる
これも再確認事項。転職先企業について十分に調査を行っていますか?
採用選考中には企業サイト等である程度、企業の事業内容や業績、今後の方向性について調べていると想定しますが、非公式な情報についても注意を向けてみるのもいいかもしれません。
例えば、過去企業において不祥事や不正があった場合、現在でも悪しき文化が残っている可能性があります。
また、最近では企業の評判サイトなども情報が充実してきているので、現社員や退職した社員の口コミを確認することで、あなたが働く環境がどのようなものになるか、よりイメージしやすくなるかもしれません。
4. 覚悟を決める
転職はあなたにとって人生の大きな決断になりますが、覚悟を決めることで前に進むことができます。
ここで注意したいことは、転職は周りの人にも少なからず影響を与えるということです。上司や同僚などこれまでお世話になった人たちに転職についてお話する必要が出てきます。
覚悟というと何だか重たい感じがしますが、要するにあなたの選択を周りに発信すること。
そして、周囲に対してこれまでの感謝を示すことが、社会人のあるべき姿なのかもしれませんね。
そう思えるような選択をしたいですね。
5. 決断した自分をほめてあげる
最後に、どのような決断をしても自分をほめてあげましょう。
どのような道を選択してもそれぞれメリット・デメリットがあり、100%後悔しない選択なんて存在しません。
今後、また転職するかもしれませんし、選択する人生は続きます。選択そのものを楽しんでしまいましょう。
(↓の記事も参考にしてください。)
ここまで読んで頂き有難うございます。
転職活動中の方々が転職の方向性を選択する際の参考になれば幸いです。
ではでは〜。
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