皆さんは怒りが収まらない時に、どのように対処していますか?
「何故、あの人は自分に厳しいことを言うのか。」
「何故、あの人は私を目の敵にして、嫌がらせをしてくるのか。」
「何故、自分にばかり仕事が集中して、周りは思うように動いてくれない。」
などなど。
フツフツと湧いてくる怒り。
怒りのほとんどは、人間関係に起因するかもしれません。
私自身も以前は怒りを感じやすい性格でしたので、怒りの対処には非常に気を使っています。
コップに水を注ぐことと同様に、ストレスも溜め続けているといずれは溢れ出てしまう。
だから、常日頃から怒りを解消する術を身につけておく必要があるのです。
今回は、怒りが収まらない時の5つの対処法をお話します。
1. まずはとことん怒ること!その後、少し冷静になって怒りの原因を特定する
怒っている時はすごく感情的になっていて、なかなか冷静になることは出来ません。
ですから無理して感情を抑えこむ必要はないですよ。
人に迷惑をかけない範囲で、とことんイライラしていいんです。バカヤローを連発してみます。(笑)
1日~2日は悶々とした気分が続くかもしれません。
時間が立ち、少し冷静になれたら怒りの原因を整理してみましょう。
きっと気分がスッキリしますよ。
例えば、ある日に上司から理不尽なことを言われてカッとなったとします。
あなたが怒りは、その日に言われた内容だけでなく、厳しい言い方をする上司の人間性や、別の日に注意された内容なども含んでたりしませんか?
今まで蓄積されてきた上司への悪いイメージが、怒りの連鎖を生んでしまい、怒りの原因は小さいにも関わらず、怒りが必要以上に大きくなってしまうことがよくあるのです。
怒りの原因を特定するためには、紙などに書き出すことをオススメします。
書き出すことで本当に怒っている対象が明確になります。
「アレ?そこまで大きな問題ではないな。」
ということに気づくかもしれません。是非、トライしてみてください。
2. 相手に何かを期待しない。怒りは期待を裏切られたことへの反感である
怒りは相手への期待と結果の差異により生じると言っていいでしょう。
それは、自分が想定していない結果に対して、怒りという感情が湧き出てくるからです。
つまり、自分の想定とは、相手への「期待」そのものなのです。
期待を裏切られた気分になった時は、まず自分の中で相手との関係をリセットします。
「はじめから期待してはいけない」ということを自分に言い聞かせるようにしましょう。
すると、現実に発生する結果が全て自分の責任となり、他人への怒りを感じなくなります。
私がいつも実践するのは、怒りを感じた相手と次に合う時は「初対面」と思うようにします。
そうすることで、次回から過去のトラブルを気にせず、また新しい関係性を築くことができるのです。
3. 怒りを解決しようとしない。怒りはあなたの全てではなく、単なる一部分である
あなたが感じている怒りが、あなたの人生の中でどの程度インパクトがあるかを考えてみましょう。
その怒りが解決しなくても、健康で楽しい生活を送ることができませんか。
あなたの人生を仮に100とした場合、その怒りが占める比率ってどれだけ大きいでしょうか?
場合によって、10だったり、50だったりするかもしれませんが、あなたの人生の大部分が「怒り」となることはありませんよね。
そうです。「怒り」はあなたの単なる一つの要素なのです。
怒りはあなたの人生の小さい要素であるとした上で、すぐに解決しようとしないことも大切です。
例えば、恋人と喧嘩してしまったとします。
口論になっていく過程で、性格の不一致が原因だという事が分かり、別れ話まで進展したりしてしまいますね。
よくよく考えてみると、小さいコトが原因だったりしますが、お互い感情的になると当初よりも問題が大きくなってしまうのです。
ですから、怒りはすぐに解決しようと焦らないことも覚えておいた方がいいでしょう。
4. 一歩引いた視点から自分を観てみると、怒りが薄まる場合がある
怒りが収まらない時は、正常な判断が出来ない状態の可能性があります。
誰かから傷付けられた時は、悔しい、憎い、悲しいなど、様々な感情が溢れでていますから、仕方がないですね。
すぐに冷静な自分を取り戻すことは難しいかもしれませんが、巡り来る思考を一旦ストップさせて、一歩引いた位置から自分を観察してみるといかがでしょうか。
例えば、次のような問いかけを自分にしてみます。
何故、自分はこんなに怒っているのだろうか。
私は、Aさんから受けた理不尽な言動に腹を立てていて、もう半日も気が収まっていない。
Aさんの言動のために、半日以上も自分の人生を費やすことに本当に意味があるのだろうか。
・・・。まあ、そこまで時間をかけるほどのことはないが、全く考えないことはできない。
Aさんは何故、そのような言動を働かせてしまったのか。
・・・。まあ、自分にも至らない点もあったかもしれないが、Aさんの言い方は悪い。
なるほど、私はAさんの言い方に怒りを感じているのだな。
いかがでしょうか。
上のようにシンプルな形にはならないかもしれないが、自分を客観的に観ることで、怒りの原因を具体化することができるのです。
5. 家族や友人など気の知れた人に相談する
気の知れた友人や家族がいる場合には、絶対に話を聞いてもらったほうがいいでしょう。
なぜならば、怒りに満ちた感情を誰かに伝えることにより、話が論理的になり、自分の中でも冷静に整理することができるようになるからですね。
極端に言えば、人に話すことでほとんどの怒りって解決する気がします。
だって、自分の主張を言えないからモヤモヤしているだけで、その主張する相手は誰でもいいんですから(笑)。
一方で、特に男性は自分のプライベートな問題を外部に話すことを躊躇う人が多いので、難しいかもしれませんが・・・。
6. 美味しいモノを食べて、贅沢する。あと、よく寝る
怒りに満ちた時くらい、ちょっと高くても美味しいモノを食べましょう(笑)
やっぱり美味しいモノを食べると人は笑顔になれますよ。そこは間違いないです。
実際、美味しいモノを食べると脳内にエンドルフィンという神経物質が分泌され、幸福感が満たされるという話もあるようです。
そして、よく寝る。ひたすら寝る。ふて寝でもいいです。(笑)
参考書籍
ここまで読んで頂き、有難うございました。ではでは〜
コメントを残す